学会印象記
第44回日本リハビリテーション医学会学術集会
小山 祐司
1
1東海大学医学部専門診療学系リハビリテーション科学
pp.1384-1385
発行日 2007年11月10日
Published Date 2007/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101122
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私自身,地球温暖化の言葉に慣らされたと思ってはいないが,6月上旬の蒸し暑さにも驚きや不満が薄くなった自分を感じつつ,久しぶりの神戸の地で,学術集会を満喫できた.
第44回日本リハビリテーション医学会学術集会は,住田幹男先生(関西労災病院リハビリテーション診療科)の会長remarksで幕が開き,本学術集会の主題「実学としてのリハビリテーションの継承と発展」に加えて,副題「トラウマとリハビリテーション」が掲げられた.労働災害におけるリハビリテーション医療の特徴ある活動は,まさに実学であり,日本の医療に果たした役割の大きさを感じ取れる講演であった.実学の話題は福沢諭吉に及んだが,座長の江藤文夫先生は,これに意見がある様子であった.どこかでお二人の討論が聞けないものかと,個人的には期待を抱いている.
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