JARM NEWS【REPORT】
第4回 日本リハビリテーション医学会秋季学術集会【印象記】/第4回 日本リハビリテーション医学会秋季学術集会【報告記】
大沢 愛子
1
,
土井 あかね
2
1国立長寿医療研究センターリハビリテーション科
2大阪医科大学総合医学講座リハビリテーション医学教室
pp.102-103
発行日 2021年1月18日
Published Date 2021/1/18
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- 文献概要
2020年11月20日(金)〜22日(日)の4日間,第4回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会が,佐浦隆一大会長(大阪医科大学総合医学講座リハビリテーション医学教室 教授)のもと,神戸にて開催された.COVID-19第3波の真っ只中での開催となり,幹事や実行委員の先生方をはじめ,スタッフのご苦労がしのばれた.しかし,蓋を開けてみれば,約3,200名の参加登録があり,登録演題数は485演題(一般演題:口演180演題,ポスター70演題,関連専門職演題231演題),現地参加者約700名の盛況であった.
Withコロナとしての新しい生活様式も広く周知されており,入り口での検温や手指消毒も手慣れたもので,大きな混乱もなく整然と学会が実施されていたことが印象的であった(図1).また,感染対策を行ったうえで現地に赴いた参加者も多く,ランチョンセミナーは空席がほとんどないほどの盛況ぶりであった(図2).講演される先生方も空席の目立つ会場で話すことや講演が録画されることにやや違和感はあったものの,チャット機能を用いた質疑応答にもかなり慣れてきたといったところであった.しかし,スクリーンショットが容易に行えるなどの問題は残存し,著作権・肖像権などの問題からあまり踏みこんだ内容に言及しにくいなどといった問題点があった.また,インターネット環境や視聴トラブルなどに関する問い合わせも多く,会員全体へのWeb環境に関する周知や,ライブ配信とオンデマンド配信の期間設定なども今後の検討事項である.さらに,来場参加者の減少が続けば,企業展示のあり方などについても対応策の検討が必要であると感じた.
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