Japanese
English
調査
スポーツに参加している頸髄損傷者における社会復帰の状況―情報処理機器,通信ネットワークの利用と就労について
Information technology in the people with cervical cord injuries participating wheelchair sports activity.
古澤 一成
1
Kazunari Furusawa
1
1吉備高原医療リハビリテーションセンター
1Kibikogen Rehabilitation Center for Employment Injuries
キーワード:
頸髄損傷
,
障害者スポーツ
,
車椅子ツインバスケットボール
,
就労
,
コンピュータ
Keyword:
頸髄損傷
,
障害者スポーツ
,
車椅子ツインバスケットボール
,
就労
,
コンピュータ
pp.1069-1074
発行日 2003年11月10日
Published Date 2003/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100928
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はじめに
近年,情報処理機器や通信ネットワークの発展,普及によって,重度の障害者にも在宅就労を含めた職業復帰の可能性が出現している.脊髄損傷者の60~75%を占める頸髄損傷者,特に完全麻痺者における職業復帰は1.9%と厳しい状況にあり1),リハビリテーション医療の現場でもこのような社会の変化に対応していく必要がある.当センターでは職業的アプローチの一環として,主に頸髄損傷者を対象に入院期間中からコンピュータ操作の評価・訓練を行っている2,3).今回はコンピュータ操作の評価・訓練に対する必要性を確認するために,社会復帰後の頸髄損傷者を対象として,情報処理機器や通信ネットワークの利用状況,就労の状況について調査した.
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