Japanese
English
◆報告
頸髄損傷者の上肢・手指に対するFESの利用
Functional Electrical Stimulation(FES) in a Quadriplegic Patient's arm and hand
早川 俊秀
1
,
山本 敏泰
1
,
石井 勉
1
,
浅野 裕
1
Toshihide Hayakawa
1
,
Toshiyasu Yamamoto
1
,
Tutomu Ishii
1
,
Hiroshi Asano
1
1富山県高志リハビリテーション病院
1Toyama Prefectural Koshi Rehabilitation Hospital
キーワード:
FES
,
把持機能
,
頸髄損傷
Keyword:
FES
,
把持機能
,
頸髄損傷
pp.146-153
発行日 1992年5月15日
Published Date 1992/5/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨:我々は頸髄損傷者の把持機能の獲得を目的に,経皮的埋め込み電極による機能的電気刺激(FES)を行なってきた.本研究では,実用化に結びついた症例と今回当院で開発したポータブル型FESシステムを紹介する.従来の刺激装置はチャンネル数が少なく,上肢全体のコントロールには困難な点や刺激パターンが画一的で多様な動作に対応できない点があったが,このシステムは48チャンネルまで対応可能なことや,操作部は刺激部本体と分離させたこと,刺激部はほぼ手の平サイズの大きさになったこと,各患者ごとのデータはICカード(たばこサイズ)に収められているのが特徴である.
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