Japanese
English
特集 歩行訓練
片麻痺のトレッドミル歩行訓練
Treadmill training in hemiplegic patients.
寺西 利生
1
,
才藤 栄一
2
,
大塚 圭
3
,
冨田 昌夫
1
,
金田 嘉清
1
Toshio Teranishi
1
,
Eiichi Saitoh
2
,
Kei Ohtsuka
3
,
Masao Tomita
1
,
Yoshikiyo Kanada
1
1藤田保健衛生大学衛生学部リハビリテーション科
2藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座
3藤田保健衛生大学病院リハビリテーション科
1Faculty of Rehabilitation, School of Health Sciences, Fujita Health University
2Department of Rehabilitation Medicine, Fujita Health University School of Medicine
3Department of Rehabilitation, Fujita Health University Hospital
キーワード:
片麻痺
,
トレッドミル
,
歩行訓練
Keyword:
片麻痺
,
トレッドミル
,
歩行訓練
pp.833-838
発行日 2004年9月10日
Published Date 2004/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100696
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はじめに
1990年代に入り,リハビリテーション領域におけるトレッドミル使用法に新たな提案がなされ,注目を集めている.それまで,トレッドミルはエルゴメータとともに呼吸循環器系に対する定量的運動負荷機器として使用されてきたが,新たに脊髄損傷者や脳卒中片麻痺者の歩行再建(歩行再獲得)用の訓練機器としての有用性が指摘された1,2).
本稿では,この新しいトレッドミル使用法,なかでも脳卒中片麻痺者に対するトレッドミルを用いた歩行訓練について,欧米における報告を含め概観すると共に,筆者らの考えるトレッドミル歩行訓練について解説する.
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