Japanese
English
研究と報告
平地歩行とトレッドミル歩行における時間因子の比較
Comparison of temporal parameters between level and treadmill walking.
大塚 圭
1
,
才藤 栄一
2
,
岡田 誠
3
,
寺西 利生
1
,
武田 斉子
2
,
櫻井 宏明
3
,
鈴木 由佳理
1
,
金田 嘉清
3
,
岡西 哲夫
3
Kei Ohtsuka
1
,
Eiichi Saitoh
2
,
Makoto Okada
3
,
Toshio Teranishi
1
,
Seiko Takeda
2
,
Hiroaki Sakurai
3
,
Yukari Suzuki
1
,
Masakiyo Kaneda
3
,
Tetsuo Okanishi
3
1藤田保健衛生大学病院リハビリテーション部
2藤田保健衛生大学病院医学部リハビリテーション医学講座
3藤田保健衛生大学病院リハビリテーション専門学校
1Department of Rehabilitation, Fujita Health University Hospital
2Department of Rehabilitation Medicine, Fujita Health University School of Medicine
3Fujita Health University Academy of Rehabilition
キーワード:
トレッドミル歩行
,
平地歩行
,
時間因子
Keyword:
トレッドミル歩行
,
平地歩行
,
時間因子
pp.549-556
発行日 2001年6月10日
Published Date 2001/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109513
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はじめに
歩行はリハビリテーション医学における最大のテーマの1つであり,歩行分析は歩行障害の診断,評価,治療に必須である.近年,歩行分析および歩行訓練の手段として,トレッドミルが注目されるようになってきた.トレッドミルの利点として,一定速度で歩行が可能,傾斜負荷を容易につけることができる,省スペース性などが挙げられ1),臨床ではトレッドミル歩行を平地歩行の代替として使用することが多い.しかし,両歩行を同一の歩行として捉えてよいのかという問題に対しては,未だ意見の一致をみていない.また,これまで両歩行を比較した研究の多くは要素的検討にとどまり,両歩行の相違の全貌は定まっていない.
そこで本研究では,床反力計内蔵式トレッドミルを使用し,トレッドミル歩行と平地歩行の特徴を床反力データから得られる歩行の時間因子を用いて比較し,その相違を概観することを目的とした.
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