Japanese
English
研究と報告
運動学的,運動力学的因子からみたトレッドミル歩行と平地歩行の比較
Comparison during treadmill and overground walking by kinetics and kinematics factor.
岡田 誠
1
,
才藤 栄一
2
,
大塚 圭
3
,
櫻井 宏明
4
,
寺西 利生
1
,
鈴木 由佳理
4
,
寺尾 研二
4
,
金田 嘉清
2
Akoto Okada
1
,
Eiichi Saitoh
2
,
Kei Ohtsuka
3
,
Hiroaki Sakurai
4
,
Toshio Teranishi
1
,
Yukari Suzuki
4
,
Kenji Terao
4
,
Yoshikiyo Kanada
2
1藤田保健衛生大学衛生学部リハビリテーション学科
2藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座
3藤田保健衛生大学病院リハビリテーション部
4藤田保健衛生大学リハビリテーション専門学校
1Faculty of Rehabilitaion School of Health Sciences, Fujita Health University
2Department of Rehabilitation Medicine, School of Medicine, Fujita Health University
3Department of Rehabilitation, Fujita Health University
4Academy of Rehabilitation, Fujita Health University
キーワード:
トレッドミル歩行
,
平地歩行
,
トレッドミルベルト速度
Keyword:
トレッドミル歩行
,
平地歩行
,
トレッドミルベルト速度
pp.987-995
発行日 2004年10月10日
Published Date 2004/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100652
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はじめに
トレッドミルを利用した歩行は,歩行スペースを必要とせず,かつ連続した歩行の診断,評価,訓練が可能であることから,歩行分析および歩行訓練の手段として注目されるようになってきた21-25).しかし,トレッドミル歩行が平地歩行と同一の歩行として捉えてよいかという問題に対しては,未だ意見の一致を見ていないのが現状である2-14).トレッドミルは,今後のリハビリテーションの臨床場面において中核となる装置であり,歩行障害を呈した患者に対する歩行の評価・訓練には欠かすことのできない存在になりうると思われる1).そのため,トレッドミル歩行を臨床に応用していくうえで,その基礎的研究は必須となってくる.
本研究では,トレッドミル歩行分析の一環として,平地歩行との比較を時間・距離的,運動学的,運動力学的因子から検討を加えることによって両歩行の相違を明確にするとともに,トレッドミル歩行の臨床応用への一助となることを期待している.
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