Japanese
English
研究と報告
学齢脳性麻痺児の発達的特性と母親のストレスの関係
The relation between the mother's stress and the feature in development of school age children with cerebral palsy.
新田 收
1
,
種子田 綾
2
,
中嶋 和夫
3
Osamu Nitta
1
,
Aya Taneda
2
,
Kazuo Nakajima
3
1東京都立保健科学大学保健科学部
2岡山県立大学大学院保健福祉学研究科博士後期課程
3岡山県立大学保健福祉学部
1Tokyo Metropolitan University, of Health Sciences
2Guraduate School of Health and Welfaree, Okayama Prefectural University
3Faculty of Health and Welfare Science, Okayama Prefectural University
キーワード:
脳性麻痺
,
障害児
,
発達
,
育児ストレス
Keyword:
脳性麻痺
,
障害児
,
発達
,
育児ストレス
pp.1091-1095
発行日 2004年11月10日
Published Date 2004/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100669
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はじめに
近年,脳性麻痺児の発生率(出生1,000に対して1~3)はむしろ漸増傾向にある1).従来の障害児を育児する母親のストレス研究は,母親のストレスが児の性,年齢,障害種別から影響を受けていることを報告している2-4,6,7,10,16).しかし,脳性麻痺児を育児する母親のストレス認知とストレス反応との関連性について検討した報告は乏しい.このことは,脳性麻痺児を育児する母親のストレスに関する問題が十分に解決されていないことを意味している.
本研究では学齢脳性麻痺児の母親に対する専門的介入に関する指針を得ることをねらいとして,児の発達的特性と母親のストレス(ストレス認知とストレス反応)の関係について分析した.
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