Japanese
English
研究と報告
脳性麻痺成人における車椅子操作に関する規定要因の分析
Manipulation of Wheel Chair in the Cerebral Palsied Adults.
新田 収
1
,
中嶋 和夫
2
Osamu Nitta
1
,
Kazuo Nakajima
2
1東京都府中療育センター
2東京都心身障害者福祉センター
1Metropolitan Medical Center for the Severely Handicapped
2Multi-Handicapped Children's Section at the Tokyo Metropolitan Rehabilitation Center for the Physically and Mentally Handicapped
キーワード:
脳性麻痺
,
車椅子操作
Keyword:
脳性麻痺
,
車椅子操作
pp.1159-1163
発行日 1992年11月10日
Published Date 1992/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107231
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はじめに
身体障害者用の車椅子は移動の自立や介護の軽減を目的として開発されてきた1).その処方に当たってはさまざまな要因が考慮されなければならないとされ,従来の研究においては,身体計測値と車椅子各部の寸法の関係2)や駆動性を高めるための工夫3)が検討されている.しかし障害特性と車椅子の操作性の関係を分析した報告はほとんどみられず4),車椅子処方に関する情報は必ずしも体系化されているわけではない.
このようなことを背景に,本研究においては重度脳性麻痺成人の車椅子操作能力をとりあげ,それを知的および運動条件(姿勢反射と運動障害のタイプ)との関連で検討したので報告する.
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