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編集後記
福井 勉
pp.376
発行日 2022年3月15日
Published Date 2022/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202623
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人の運動は主として筋によってもたらされます.寝返りや立ち上がりといった運動からトップアスリートの高度なパフォーマンスまで,あるいは日常生活でも中枢神経系の高度な制御下で筋は毎日働いています.このように筋を用いることなしに,毎日の活動は行えません.また筋は健康志向の高い現在では一般の方の興味の対象にもなっており,健康情報誌でも専門書と見間違うほどの内容が掲載されています.帰宅途中でジムやフィットネスクラブなどに通う人の数は驚くほど多い一方で,理学療法の対象となる筋力低下は身体へさまざまな悪影響を及ぼします.
理学療法士としての視点から,筋は評価や治療の,あるいは基礎研究の対象でもあり,恐らく将来もそのようにあり続けるだろうと考えられます.筋力をはじめ,筋の特徴は常に頭に入れておかなければならない必須事項であるともいえます.
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