特集 在宅理学療法の可能性を探る
座談会「在宅における理学療法の可能性」
金谷 さとみ
1
,
押木 利英子
2
,
北原 絹代
3
,
野尻 晋一
4
,
湯元 均
5
1菅間記念病院在宅総合ケアセンター
2新潟医療福祉大学医療技術学部理学療法学科
3群馬県前橋市役所福祉部介護高齢課
4訪問リハビリテーションセンター清雅苑
5特定非営利活動法人HPT
pp.796-807
発行日 2013年9月15日
Published Date 2013/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551106403
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金谷 本日は,在宅における理学療法のこれからの可能性について,そのヒントになるようなものを見出すために,皆さんが在宅にかかわるなかで日ごろ感じておられること,問題点,理学療法の将来の広がりなどについてお話しいただきたいと思います.
これからの日本は,要介護高齢者と後期高齢者がますます増加していきます.私は在宅総合ケアセンターのセンター長を務めていますが,訪問理学療法のニーズが高いことに驚く日々です.ただもう少し視野を広げると,高齢者だけでなく,小児,障害者などさまざまな制度の狭間にある人を抜きに理学療法は考えられないと感じています.本座談会では,そうした理学療法の「幅」と「奥行き」に焦点を当ててみたいと思います.
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