特集 患者さんの治る力を引き出すリラクセーション法のススメ
[座談会]リラクセーション外来の開設が拓いた 新しい看護の可能性
小板橋 喜久代
1
,
田村 遵一
2,3
,
前田 三枝子
4
1群馬大学医学部保健学科
2群馬大学医学部
3群馬大学附属病院総合診療部
4群馬大学附属病院
pp.34-42
発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100267
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看護外来を実現させるマル秘(?)戦略
小板橋 前田看護部長とは,以前に当学保健学科で一緒に教育に携わっていたことがあり,その当時から教育現場での実践を臨床で生かしたいという思いがありました.のちに前田さんが現場に戻られ,当時の思いを実行に移して,看護相談外来の開設に奔走してくださったことが,リラクセーション外来開設の大きなきっかけとなったのでしたね.
前田 ええ.2002年3月まで保健学科の助教授を務めておりましたが,せっかく看護学専攻の学生が附属病院で実習するんだから,大学と臨床がもっとコラボレーションできないだろうかと考え続けていました.病院の看護レベルが上がれば,大学での教育内容も上がり,教育も臨床で生かせると思ったんです.
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