連載 「PRECEDE-PROCEEDモデル」の道しるべ・1【新連載】
[座談会]PRECEDE-PROCEEDモデルの展開とその可能性
藤内 修二
1
,
神馬 征峰
2
,
松野 朝之
3
,
中村 譲治
4
1(社)地域医療復興協会ヘルスプロモーション研究センター
2東京大学大学院国際地域保健学教室講師
3沖縄県宮古福祉保健所
4NPO法人ウェルビーング
pp.311-318
発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100367
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藤内(司会) お忙しい中,今日はこの座談会にお集まりくださり,ありがとうございます.PRECEDE-PROCEED Model(以下,モデル)は1991年にL.W. Green氏が提唱して2年後には日本にも紹介され,今日いろいろな場面で適用されるようになってきました.1986年にオタワ宣言で提唱されても,わが国ではヘルスプロモーションがなかなか実践に結びつかなかったのですが,このモデルの登場でその展開に大きく弾みをつけたのではないのかと考えています.
今日は,このモデルのテキストであるL. W. Green著『Health Promotion Planning an Educational and Environmental Approach』を翻訳し,このモデルを日本に紹介する役割を担った神馬先生,松野先生,そして歯科保健の領域に限らず幅広い領域でこのモデルの展開に活躍されている中村先生の3人にお集まりいただき,このモデルの展開とその可能性について,ディスカッションを進めていきたいと思います.
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