学会印象記 第29回リハビリテーション医学会学術集会
地域リハビリテーションの次の発展のための道しるべ
池田 誠
1
1東京都立医療技術短期大学
pp.726-727
発行日 1992年10月15日
Published Date 1992/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103616
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第29回日本リハビリテーション医学会は,「リハビリテーション医学の地域への進展を求めて」のテーマで1992年5月28から30日まで澤村誠志学会長により神戸国際会議場で開催された.今回は,第7回リハビリテーション工学カンファレンス,英日地域リハビリテーションジョイントフォーラム,そして31日にはリハビリテーション工学国際セミナー(1992)が同時に開催された,盛りだくさんの企画であった.さらに特筆すべきは,特別企画展示(報告)として「わが国における地域リハビリテーション活動」(39題)が設けられ,保健・福祉施設などの理学療法士をはじめ他職種によるパネルデスカッションが行なわれたことである.医学会の会員になりにくい理学療法士・作業療法士にとって地域での理学療法や作業療法の仕事を多くのリハビリテーション医に示し,議論できたことはたいへんすばらしいことである.(1992年3月末のこの医学会会員は,医師が8273名,医師以外が178名の合計8451名である.)
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