Editorial
リハビリテーション医学・医療のさらなる発展に向けて
里宇 明元
1
1社団法人 日本リハビリテーション医学会
pp.411-412
発行日 2008年7月18日
Published Date 2008/7/18
- 販売していません
- 文献概要
2008年6月の役員改選により,理事長職を仰せつかることになりました.身に余る光栄と感謝申し上げますとともに,1963年に創設以来,45年間の歴史をもち,9,800余名の会員を擁する学会の舵を取るという重責に身の引き締まる思いです.津山直一先生,米本恭三先生,千野直一先生,江藤文夫先生という歴代の錚々たる理事長が築いて来られたかけがえのない財産を引き継ぐにはあまりに非力ですが全力で務めますので,ご指導,ご支援をお願い申し上げます.
21世紀に入り,少子高齢化の進行,経済情勢の悪化,地球規模での環境や生存への脅威の拡大など,人類は従来の価値観では対応しきれない未曾有の難題に直面しています.医学・医療の世界においても,疾病構造の変化,医療技術の革新,社会からの医療に対する要求水準の高まり,医師教育システムの変革,社会保障財源の抑制などが進み,リハビリテーション医学・医療を取り巻く環境は厳しさを増しています.このような中で,私は以下の7つのアクションプランに取り組みたいと考えております.
Copyright © 2008, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.