Japanese
English
特集 整形外科
下肢変形に対する手術的治療と術後理学療法
Orthopedic: Surgical Treatment and Post-operative Physical Therapy in Deformity of the Lower Extremity
臼田 滋
1
,
吉川 靖三
2
,
福屋 靖子
3
,
長谷川 恵子
1
,
宇川 康二
4
Shigeru USUDA
1
,
Seizo YOSHIKAWA
2
,
Yasuko FUKUYA
3
,
Keiko HASEGAWA
1
,
Kouji UKAWA
4
1筑波大学附属病院理学療法部
2筑波大学臨床医学系整形外科
3筑波大学心身障害学系
4筑波大学臨床医学系理学療法部
1Department of Physical Therapy, Tsukuba University Hospital.
2Department of Orthopaedic Surgery, Institute of Clinical Medicine, University of Tsukuba.
3Institute of Special Education, University of Tsukuba.
4Department of Physical Therapy, Institute of Clinical Medicine, University of Tsukuba.
pp.842-847
発行日 1989年12月15日
Published Date 1989/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102905
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Ⅰ.初めに
理学療法を施行する上で,痙性や筋のアンバランスなどによる下肢の変形が問題となり,保存的な治療ではその矯正に限界がある症例を経験することが多い.このような症例の全体的な治療の流れの中では,機能再建,変形の矯正,拘縮の除去および痙性の軽減を目的とした整形外科的な手術が多く施行されている1~6).
その際理学療法士は,整形外科手術に対する知識をもち,術前術後の治療プログラムを展開する中で,整形外科医との密接な連携をとりながら積極的に取り組んでいく姿勢が必要であると思われる.
今回当院で手術を施行され,術前および術後の理学療法を経験した脳性麻痺児,片麻痺患者,および二分脊椎児の症例を,手術法の解説を含み報告する.
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