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特集 整形外科
足関節・足に対する手術療法とリハビリテーション―先天性内反足の手術療法を中心に
Orthopaedics: Surgery and Rehabilitation in Ankle and Foot Disorders
吉川 靖三
1
Seizo YOSHIKAWA
1
1筑波大学臨床医学系整形外科
1Department of Orthopaedics, Tsukuba University.
pp.367-373
発行日 1992年6月15日
Published Date 1992/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103524
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Ⅰ.初めに
整形外科領域で足関節・足の手術の対象としては,かつてはポリオが代表的なものであったが,現在では二分脊椎,脳性小児麻痺,先天性内反足などによるものが中心となっている.なかでも先天性内反足は,以前から治療の難しい疾患として知られており,以前にはいわゆる矯正マッサージなどの保存療法が広く行なわれていたが,近年では軟部組織解離術を中心とする手術的治療が行なわれるようになり,その治療成績も著しく向上してきている.先天性内反足の治療の原理は,他の足変形治療の基礎ともなるものであるので,ここでは現在行なわれている手術療法について解説し,術前後の保存療法,理学療法に関する要点について言及することとする.
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