Japanese
English
印象に残った症例
6年ぶりに歩行を再獲得した慢性関節リウマチ患者の理学療法を通して
Impressive Cases: Physical Therapy for Rheumatoid Arthritis; A Case of Reestablished Gait after Six Years Absence
長谷川 恵子
1
,
宇川 康二
1
Keiko HASEGAWA
1
,
Koji UGAWA
1
1筑波大学附属病院理学療法部
1Department of Physical Therapy, Tsukuba University Hospital.
pp.329-333
発行日 1992年5月15日
Published Date 1992/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103510
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Ⅰ.初めに
慢性関節リウマチ(以下,RAと略)は,進行性の慢性炎症性疾患であり,関節破壊が進行し,歩行困難,時には歩行不能に陥ることがある.しかし,人工関節置換術などにより再び歩行が可能となる症例も少なくない1).
今回,両膝関節,股関節屈曲拘縮のため約6年間歩行不能であったRA患者のリハビリテーションを,手術前から自宅退院に至るまでの約6か月半経験することができた.この過程において,それらの関節の関節可動域(以下,ROMと略.)や膝関節伸筋群筋力の改善および患者が歩行獲得できたことに対し驚きと感激を得たのみならず,患者の人間性や患者との関係を含むリハビリテーションの進めかたについて考えさせられたことも多く,印象に残る症例であったのでここに報告する.

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