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編集後記
福井 勉
pp.1052
発行日 2012年11月15日
Published Date 2012/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102642
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職場における理学療法士の集団が大きくなればなるほど,その管理に頭を悩ます管理者も増えていることが容易に予想される.管理者としてはまだ若い人材がその役割を担っていることも少なくない.若い理学療法士の今後を考えると,「夢」だけでは今後を語ることはできない.具体的な事例が必要になってくるであろう.今号の特集で,「はたらく理学療法士の動機づけ」というテーマで企画した.
吉尾氏は,管理者としてよりも専門家集団のリーダーとなるべくコミュニケーションや価値観の共有を大事にしていると述べているが,特に個別に書かれている事項については,若い管理者の方々にとって非常に参考になるものと考えられる.谷内氏は理学療法士の特徴として,職場よりも仕事へのコミットメントが高く,自分の専門性や市場価値に高い関心を有する職業であることを挙げられた.われわれが働く職場の中で,サーバント・リーダーシップを模索する必要性を人材資源管理の点からご執筆いただき,非常に有意義な示唆を得た.
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