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編集後記
金谷 さとみ
pp.908
発行日 2011年10月15日
Published Date 2011/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102102
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認知症患者を取り巻く状況は短期間に大きく変化しています.先日,認知症の新薬の説明会に参加する機会があり,会場には大勢の開業医が参加し非常に盛況でした.今後,認知症の治療は開業医レベルでもさらに積極的に行われるようになるであろうと感じた説明会でした.
今月号の企画では,レビー小体型認知症を発見し,世界でも知られる小阪憲司先生に認知症全般の正しい理解について述べていただくことができました.諏訪先生には看護の視点から日常生活上の留意点などについて細やかに述べていただきました.理学療法士の山上先生には運動効果に着目して理学療法を実施する上での要点について,名古屋先生には大腿骨頸部骨折患者について,村井先生には介護老人保健施設入所者について述べていただきました.理学療法士の先生方が,軽度ばかりでなく重度認知症患者にも真摯に取り組んでいるのが良く分かります.
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