特集 外来・通所理学療法
通所リハビリテーションにおける理学療法の現状と展望
前野 由香
1
Maeno Yuka
1
1介護老人保健施設みつぎの苑
pp.823-828
発行日 2007年10月15日
Published Date 2007/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101039
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はじめに
2006年4月の介護保険制度改定により,リハビリテーションマネジメント加算(以下,リハマネジメント),短期集中リハビリテーション実施加算(以下,短期集中リハ)が導入され,多職種協働でのケアプロセスと,退院・退所直後に集中的に関わるリハのあり方が提案された1).また,今回の改定で重要課題として挙げられているのが,予防重視型システムへの転換である.「新予防給付」の新設により,当施設の通所リハビリテーション(以下,通所リハ)でも,介護予防通所リハを開始した.通所リハでは積極的な自立支援と介護予防を目的として,リハ専門職による直接的・間接的リハと多職種によるリハマネジメントが求められるようになった.
本稿では,当施設における通所リハの現状を整理し,制度改定に伴う変化や今後の展望について述べる.
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