連載 臨床実習サブノート 診療参加型臨床実習—「ただ見ているだけ」にならないように!・11
通所リハビリテーション(デイケア)
松永 玄
1
,
井上 靖悟
2
,
辻川 将弘
2
,
近藤 国嗣
2
Hikaru MATSUNAGA
1
,
Seigo INOUE
2
,
Masahiro TSUJIKAWA
2
,
Kunitsugu KONDO
2
1東京湾岸リハビリテーション病院併設谷津居宅サービスセンター
2東京湾岸リハビリテーション病院
pp.238-242
発行日 2022年2月15日
Published Date 2022/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202589
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はじめに
理学療法士作業療法士学校養成施設指定規則の改正に伴い通所リハビリテーション(デイケア)や訪問リハビリテーションなど,生活期リハビリテーションでの実習が必須となりました.その背景には地域包括ケアシステムの強化に資する高度医療人材を育成する目的がありますが1),実際の実習期間は短く,ポイントをおさえて学ぶ必要があります.
また,生活期リハビリテーションは病院と異なり,利用者とかかわれる時間や頻度が限定的という特徴があります.そのため,生活期リハビリテーションは効率的に行うことが求められます.
本稿では,デイケアで実習するうえで事前に知っておきたいサービスの流れや,理学療法評価の解釈,目標設定の重要性を中心に概説します.さらに限られた時間で効率・効果的な理学療法を実践するために当施設で取り組んでいる内容を紹介します.
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