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あとがき
pp.632
発行日 1958年7月1日
Published Date 1958/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201396
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今年は,新看護婦制度発足10周年にあたります。そこで,今月号は,それを記念して「看護特集」としました。
ひるがえつて見ると,終戦以来この10年間に,日本の病院は大きな変革をして来ました。今でこそ,病院と看護のあり方,考え方が常識的になつて来ましたが,終戦のあの大混乱の時代に,日本の従来の慣習に,大きなメスを入れられたときは,一同ビツクリしました。特に,先ず,この看護の問題から,ブツスリ,大きな手を加えられたときは,院長を初め,病院の医師達は,ろうばいした事は事実です。然し,その事が,矢張り病院本来の姿を実現するために,最も適切であつた事を認めないわけには行かないでしよう。振り返つて感激深い思いをされる院長先生が多い事と思います。
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