特集 教育(理学療法・作業療法の教授法を中心に)
<随想>
地域活動の授業から
伊藤 日出男
1
1弘前大学医療技術短期大学部
pp.242
発行日 1985年4月15日
Published Date 1985/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103303
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“地域活動を授業にとり入れた目的は?”と自問してみる.“在宅障害者の実態を知らないで病院内の治療ができるはずがない”,“病院内治療に限界のあるのは自明のこと,地域との関連でものを見ないと―”,“日本理学療法士協会の倫理規程にもあるじゃないか”,などと自答する.
“理学療法士が地域活動に参加する意義は,障害者の身体機能にアプローチすることだけか?”,と再び自問する.“地域のリハビリテーションへの需要を掘りおこすことだ.住民の健康への関心を高め,それがやがては地域全体の活性化につながるのだ”と,少し格好よく答えてみる.
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