焦点
助手の教育活動をどう支援するか―「実習指導論」の授業を公開して
出羽澤 由美子
1
1長野県看護大学
pp.278-281
発行日 2002年4月25日
Published Date 2002/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903181
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日頃,学内で仕事をしていると助手たちの悩みや不満の声がどこからともなく聞こえ,それが止むことなくくすぶっていることを感じる.おそらく,悩みを抱えているがそれを持っていく場所がわからず,自分の中で何とかしようともがき苦しんだり,仲間の助手に愚痴を言って気を晴らしたり,上司に相談して解決策を見出したり,さまざまな経験をしているのではないだろうか.
筆者は看護系大学で3年間の助手経験がある.その経験が発端となり,助手がどのようにしたら教育活動への関心をもち,教員として能力を高めていくことができるのか,また助手を支援していくにはどのような方法があるのだろうか,という点に関心をもつようになった.これまでの自身の教育実践を整理することを含め,同じ教育現場にいる助手たちの支援のありかたについて考えてみたい.
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