学会印象記
第17回日本理学療法士学会印象記―一般演題発表にみられる研究の傾向
岩崎 富子
1
1東京都老人総合研究所
pp.710-711
発行日 1982年10月15日
Published Date 1982/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102719
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第17回の意味すること
日本理学療法士学会も今年は第17回目である.17回という数字に歴史がうかがえる.1966年に第1回のPT,OTの国家試験が行われ,法的資格をもったPT,OTが誕生し始めてから17年経過したことを示しているし,PT,OTの養成校が設立され,その卒業生が社会に出始めてから17年経過したことを意味してもいる.
一方,昭和57年5月現在のPT協会会員数は2,386名,昭和57年3月の養成校卒業者総数404名,今年の新設校は7校と報告されているから,この数から算出すると,3年後には毎年約600~700名のPT卒業生が社会に送り出されることになり,PTの量的不足は近い将来満されることが予測される.
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