学会印象記
第22回日本理学療法士学会印象記
中山 彰一
1
1九州リハビリテーション大学校
pp.629-630
発行日 1987年9月15日
Published Date 1987/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103865
- 有料閲覧
- 文献概要
第22回日本理学療法士学会が5月14,15日の両日にわたり神戸市にて開催された.本学会のメインテーマは「日本における理学療法の独創性」と題し,本学会が歩んできた歴史を通して今後の理学療法の独創性の開拓に指針を与える,誠に時宜を得た素晴らしい学会テーマであったと思う.
奇(く)しくも,日本が敗戦から今日まで国際化社会の中で歩んでき,欧米先進国と肩を並べるまでに発展してきた経過から,今後は独創的,創造的発展性を軸に国際的地位を維持,発展していかねばならない厳しい時代に突入したこととどこか相通ずるものがあろう.産業や社会構造はもとより.種々の分野においても,約30年前後の周期で変革が訪れると言われる.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.