特集 教育
<随想>私の教育信条
学校教育の立場から
宇都宮 初夫
1
1国立療養所近畿中央病院付属リハビリテーション学院
pp.436
発行日 1981年4月15日
Published Date 1981/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102382
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理学療法士という専門家を養成する学校に在職して,7年間が経過しようとしている.短い期間ではあるが,学校教育の立場でさまざまな試行錯誤の結果から,「私の教育信条」を感想的に述べる.
ある特定の技能を,科学的に分析し,知識として吸収,理解する.それをもとに技能を模倣・反復経験することで巧緻性を増し,自然化したところで個人の思考能力,創造力が加わり,新しい技能の創造を生む.この結果が,いわゆる「一人前の理学療法士」と呼ばれるのであろう.
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