Japanese
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特集 教育
現行作業療法士養成カリキュラムの評価と展望
Evaluation and Review or Occupational Therapy Curricula in Japan
金子 翼
1
Tasuku KANEKO
1
1国立犀潟療養所付属リハビリテーション学院
1Saigata School of Rehabilitation.
pp.429-435
発行日 1981年4月15日
Published Date 1981/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102381
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Ⅰ.はじめに
昭和38年5月,国立療養所東京病院附属リハビリ学院が開校し,我が国における組織的な作業療法教育がスタートしてから,すでに17年が経過している.
その間,養成校の数は着実に増加し,昭和56年1月現在で13校を数えるに至っており,さらに開校予定が数校あるといわれている.
そして,それら養成校におけるカリキュラムも過去多くの試行錯誤と検討を経て,当初の形からかなり改良された,より充実したものに発展してきてはいるが,現在なおよりいっそう目的に合致した,加えてより教育効果の期待できるカリキュラムを求めて,鍾々のレベルでの努力が重ねられている.
さて,この稿では,最初に我が国におけるカリキュラムの検討と変遷の経過について多少概観した後,現存9校のカリキュラムを比較検討し,最後に問題と展望についていくらかの私見を述べてみたい.
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