ポリオとその教育—養護学校長の立場から

　東京都立光明養護学校は，数少ない肢体不自由児養護学校の1つであり，しかも28年前，この種の学校として日本最初にできた学校である，普通学校では，勿論機能訓練もできないし，また，不具の子供が，健康児童に囲まれて，ややもすれば萎縮しがちになる，そこでこうした学校への希望者は非常に多いが，とても収容でききれないので，身体の不自由度と知性をテストして選衡の結果入学させているという．

　仲間を得た子供達は，ここで明るさをとりもどし育つていく．こうした児童の教育に半生を捧げて来た小野先生に，教育の実態を聞いてみよう．