特別掲載
看護学校養成所教育課程の改正について—厚生省の立場から
pp.1-7,53
発行日 1966年8月1日
Published Date 1966/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905682
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
看護教育の関係者にとって,保健婦助産婦看護婦学校養成所指定規則の改正,とりわけ別表のカリキュラムの改善は,ここ数年来の懸案であった。厚生省では,かねてから指定規則の内容および保健婦,助産婦,看護婦(3年制および2年制),准看護婦のカリキュラム全般について,これを時代に適合したものに改めるよう構想を練っていたが,たまたま文部省において看護学校(3年制)の教育課程および教育内容について検討を行なうことになったので,一応その結果をまって,次の作業を進めることとしていたところ,今般その改善案が明らかにされたものである。そこで厚生省としては,これを実施するについて,実際に看護教育に当っている方々(別記)の意見を求めたところ数回にわたる熱心な討議を経て,改善案に対する具体的な意見が表明された。別掲の「看護婦学校養成所教育課程改善に関する意見要旨」は,これら有識者の意見の要点をとりまとめたものである。
厚生省としては,この「意見要旨」にもとづいて医務局において十分検討を加え,文部省とも協議して近く指定規則別表の改正を行なう予定である。
Copyright © 1966, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.