特集 臨床指導
《臨床の立場から》教育は学校側のすべきもの
近森 芙美子
1
1横浜市民病院・手術棟
pp.21-24
発行日 1968年6月1日
Published Date 1968/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906025
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実習場でのトラブル
去年の10月のことである。わたくしの病院の手術場実習にきている高看3年生と,臨床指導者との問にちょっとしたトラブルがあった。たまたまわたくしが手術棟の管理をまかされていて,両者の主張の調停役とでもいった立場にあり,たびたび学生とカンファレンスを持つやら,教務と連絡をとるやら,ずい分と苦しいおもいをした。いまでもどうも後味が良くないが,どうやらある期間を置いたことで問題が少し整理できそうだし,このことに関連して教務への提言も二,三ないこともないので,ご参考までにそのことを書いてみようと思う。
ことの起りは次のようなことである。
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