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特集 産婦人科と理学療法・作業療法
産婦人科における呼吸法・リラクセーションと腰痛予防
Breathing, Relaxation and Low Back Pain Prevention During Labor
大竹 芳子
1
Yoshiko OHTAKE
1
1三育学院カレッジ看護学科
1Japan Missionary College San-iku Gakuin.
pp.839-845
発行日 1979年12月15日
Published Date 1979/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102048
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はじめに
子供を生み育てるという母性に与えられた役割を,健全に果たすことが,すべての母親とその家族の願いであり,また,それを助けることが,母性看護の目差しているところである.
妊産婦体操は,妊産婦自身が妊娠,分娩を積極的にうけとめ,分娩に備えて,より楽な安全なお産を期待して,心と体を自己訓練するものである.第3回国際産婦人科身心医学講演集より松本が紹介している「分娩準備教育1)」によると,欧米の産前教育は,医師,理学療法士,助産婦らによって,積極的に実施されているようである.しかし,日本ではほとんど,助産婦,看護婦によって,多忙な業務の中で行われているように思う.
東京衛生病院でも,母親学級を通して,助産婦によって妊産婦体操(補助動作を含む)の指導がなされている.
本稿では妊産婦体操の意義を再確認し,今後の母性看護に役立てたいと思う.
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