プログレス
リウマチ(5)/児童精神衛生における最近の諸問題(5)―双生児への態度
岡崎 健
1
,
池田 由子
2
1神奈川県総合リハビリテーションセンター七沢病院膠原病科
2国立精神衛生研究所児童精神衛生部
pp.348
発行日 1979年5月15日
Published Date 1979/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101910
- 有料閲覧
- 文献概要
慢性関節リウマチ(RA)では,関節の破壊があらゆる治療に抵抗して進行し,脱臼,変形,拘縮,強直が起こるが,この予防・矯正に今まであまり関心が示されていなかった.すでに起こってしまった変形・拘縮などに外科的処置が加えられ,アラインメントを正し,人工関節など挿入しても,cosmeticな改善が必ずしも機能的な改善とつながらないこともあり,術後の管理いかんでは,すぐ元の変形に戻ってしまうことがしばしばみられる.その意味で,四肢の変形・拘縮の予防がすべてのRA患者になされるのが一番理想的であり,手段としてのスプリント,ブレースなど,装具の重要性がもっと認識されるべきであろう.
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.