The Japanese Journal of Physical Therapy and Occupational Therapy
Volume 13, Issue 2
(February 1979)
Japanese
English
特集 評価
関節可動域テストと測定誤差
Reliability of Joint Measurement
宮前 珠子
1
Tamako MIYAMAE
1
1国立療養所東京病院付属リハビリテーション学院
1National Chest Hospital School of Rehabilitation.
pp.93-101
発行日 1979年2月15日
Published Date 1979/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101844
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Ⅰ.はじめに
関節可動域(ROM:range of motion)テストは,患者の身体機能を評価する際に用いられる最も基本的なテストの1つである.このテストは,理学療法(PT:physical therapy)や作業療法(OT:occupational therapy)の分野で用いられる他のテストに比べ,比較的標準化がすすんでいることや,結果を数量(角度)化出来るため,一般に最も安定した信頼性の高いものであると考えられているのではあるまいか.ここでは測定誤差,すなわち信頼性の問題を中心にとり上げ,さらに誤差の原因などについても考察を加えたいと思う(なお,ここでは測定器具にゴニオメターを用いた場合についてのみ言及する.).
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