資料
関節可動域表示ならびに測定法
pp.150-155
発行日 1975年3月15日
Published Date 1975/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100977
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日本整形外科学会身体障害委員会/日本リハビリテーション医学会評価基準委員会
Ⅰ.基本的事項
1.経緯
関節可動域range of motion(ROM)の表示について,わが国では第2次大戦前に慣例となっていた方法が,昭和23年日本整形外科学会総会において改訂され親しまれてきた.その後国際的交流がたかまるにつれ,各関節の基本肢位を0°とするいわゆるZero-starting Positioningを採用すべき要望が強く,昭和46年よりこの検討が日本リハビリテーション医学会においては評価基準委員会(委員長・今田拓)日本整形外科学会においては身体障害委員会(委員長・小池文英,昭和48年より橋倉一裕)がそれぞれ連繋をとりながらなされてきた.両学会とも昭和47年の評議員会において“各関節の基本肢位二をすべて0°とする.関節可動域表示法はAmerican Academy of Orthopedic Surgeonsの方式に準ずる”ことが決定され,これを骨子として昭和48年3月8日最終合同委員会において細部の検討を終了した.
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