入門講座 検査測定/評価・2
関節可動域
阿部 敏彦
1
Abe Toshihiko
1
1田窪リウマチ・整形外科リハビリテーションルーム
pp.663-670
発行日 2007年8月15日
Published Date 2007/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101007
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はじめに
関節可動域(range of motion:ROM)については,1995年に日本リハビリテーション医学会評価基準委員会により,「関節可動域表示ならびに測定法」1)が提唱された.その中で,関節可動域測定とその表示で使用する関節運動,名称が定義されており,測定・評価にあたって部位名,運動方向,参考可動域角度,基本軸,移動軸,測定肢位および注意点を十分確認することが大切である.
本稿では,上記の記述は誌面上省略し,自動および他動的関節可動域,関節可動域を測定する際の留意点,関節可動域評価の記録とその解釈について述べる.
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