Japanese
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特集 運動療法
Ⅰ.総論
運動療法の基本
Fundamentals of Therapeutic Exercise
谷岡 淳
1
Jun TANIOKA
1
1自治医科大学病院リハビリテーション部
pp.921-930
発行日 1976年12月15日
Published Date 1976/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101354
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Ⅰ.はじめに
運動療法(Therapeutic Exercise)の目的が,局所の機能回複に留まらず,全身の活動維持および改善に寄与することは論をまたない.したがって,運動療法を論ずる場合には,中枢神経系をはじめ内分泌系機能その他の系の活動状況を無視しては考えられないのが当然であるが,これらについては各論で詳細に解説されているので,ここでは,運動療法の中で殊に基本的技術(セラピストにとって)と称されている関節可動域訓練(R.O.M. Exercise)や筋力増強訓練(Muscle Strengthening Exercise)に直接,あるいは関接に拘わる筋肉とか腱の組織化学的変化や電気生理学的所見について解説を加えることによって運動療法の基本的な考え方の一側面を紹介することにする.
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