研究と報告
歩行可能となった脳性マヒ児の運動発達段階
関 勝男
1
1整肢療護園
pp.141-144
発行日 1971年4月9日
Published Date 1971/4/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100420
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はじめに
脳性マヒ児(以下CP児と略す)の運動発達段階を調査した報告は多い.すでに当園からも,いくつかの結果が発表されているが,歩行可能となったものについて,過去にさかのぼって運動発達の段階がどうであったかを調査した研究は少ない.
そこで今回私どもは,歩行可能CP児89名について歩行開始を基点として,Retrospectiveに運動発達の経過を,痙直型とアテトーゼ型を比較しつつ調査した.
このような調査が今後機能訓練を進めるうえにいくらかでも参考になれば幸いである.
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