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ソ連における小児マヒの予防対策
M.P.チュマコフ
1
,
北上 幸雄
1ソ連邦医学アカデミー・ポリオ研究所
pp.42-43
発行日 1961年8月15日
Published Date 1961/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911452
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ポリオ(小児マヒ)は,全世界にひろがつている危険な病気のひとつで,世界各国がポリオ問題をすみやかに解決することに切実な関心をよせ,この問題をめぐつて国際会議や,多くのシンポジュム,医学者会議がひらかれている。
現在,ポリオはいたるところで人々をおびやかしているのが実情である。多くの予供たちがポリオの集団発生の犠牲となり,その後長い年月にわたつて,この病気のひどい後遺症にくるしむ運命を負わされている。ポリオ後遺症の完全治療は非常に困難な仕事であることは指摘されなければならない。それはワクチン接種によつて発病を予防するに越したことはないことが明白となつた。
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