特集 副鼻腔炎の保存的治療の検討とその限界
X-MFTによる保存的治療法の評価
小澤 仁
1
,
春名 真一
1
,
林 成彦
1
,
内田 豊
1
1東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学教室
pp.277-282
発行日 1987年4月20日
Published Date 1987/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492210290
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I.はじめに
今日慢性副鼻腔炎の軽症化に伴い保存的治療法の果たす役割は大きい。副鼻腔の病態は保存的治療によってどのような変貌を遂げていくのであろうか。われわれはX-MFT(X線的上顎洞粘膜機能検査)1)によって副鼻腔のなかでもとくに上顎洞の病態について観察2)し,保存的治療法の効果とその限界について検討した。
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