特集 足を診る
ミニレクチャー
陥入爪の保存的治療法
新井 裕子
1
,
新井 健男
2
Hiroko Arai
1
,
Takeo Arai
2
1新井ヒフ科クリニック
2YOUヒフ科クリニック
pp.956-957
発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101061
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- 文献概要
■陥入爪とは
爪甲先端や側縁が周囲軟部組織に食い込み,疼痛,炎症,感染,化膿,肉芽組織形成などを起こしたもの等を総称する.本疾患は今日,治療材料の進歩により,保存的療法のみで容易に根治可能であり,治療とQOLの向上を得ている.
■陥入爪の主な原因と発生機序
陥入爪の主な原因は,誤った爪の切り方である.切りすぎにより生じた爪の欠損部では,歩行による下方からの圧で周囲軟部組織が隆起し,爪の角や爪刺が容易に皮膚を突き刺して損傷する.
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