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小池・水越両氏の論文「平衡機能検査法における視性眼振検査の占める役割」を読んで
A COMMUNICATION AND COMMENTS ON THE PUBLICATION BY DRS. KOIKE AND MIZUKOSHI ON OPTOKINETIC NYSTAGMUS
鈴木 淳一
1
Jun-Ichi Suzuki
1
1東京大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.5-10
発行日 1967年1月20日
Published Date 1967/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492203711
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I.はじめに
小池,水越両氏の論文が本誌に発表されて半年以上になる。私どもの意見を促されるような論文であつたし,私自身非常に興味をもつている問題であるので,直ちに一文をものしようと思いつつ,今日にいたつたのは,大変な怠慢であり,自ら責めているしだいである。
私どもが回転ドラムを建設し,それを臨床に利用しはじめたのは,1960年の春のことであつた。今日では,各研究室とも,視性運動性眼振(OKN)解発用の器械をもたない所は少ないほどに普及しはじめており,その昔の回転椅子ブームを思い出させるものがあるが,これに,正にOKNの臨床的価値が認められた結果であろう。
Optokinetic nystagmus is now regarded as one of the most important clinical examinations of vertigo and loss-of-balance cases. Questions raised by Drs. Koike and Mizukoshi were on Optokinetic Pattern (OKP) test devised by Drs. Suzuki and Komatsuzaki. The author answered and discussed on the points concerned.
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