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鼻性脳膿瘍の1剖検例
司城 重義
1
,
長沼 栄一
1
,
菊池 恭三
1
1日本大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.950-954
発行日 1958年12月20日
Published Date 1958/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492202126
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Ⅰ.緒言
一般に副鼻腔炎が,その頭蓋壁を穿孔して頭蓋内合併症を起す事は,耳性のそれに比して比較的少ないのであるが,最近私共は慢性前頭洞炎の急性増悪症に続発したと思われる大きな脳膿瘍を経験し,幸い剖検する機会をえたので,こゝにその臨床所見と共に剖検結果を述べ,その発生機転について興味ある所見をえたので,こゝに報告する次第である。
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