特集 聴診・触診×エコーで診断推論!—Point-of-Care超音波(POCUS)の底力
【総論】
Point-of-Care超音波(POCUS)と身体所見
亀田 徹
1
1安曇野赤十字病院救急科
キーワード:
Point-of-Care超音波
,
POCUS
,
フレームワーク
,
ガイドライン
,
身体所見
Keyword:
Point-of-Care超音波
,
POCUS
,
フレームワーク
,
ガイドライン
,
身体所見
pp.770-772
発行日 2018年6月15日
Published Date 2018/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201523
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Point-of-Care超音波(POCUS)の歴史と現状
2011年に発表された『New England Journal of Medicine』の総説によると、Point-of-Care超音波(point-of-care ultrasound ; POCUS、「ポッカス」と呼ぶ)は、「臨床医がベッドサイドで関心領域を絞って行う超音波」と定義され、検査室で超音波検査士によって行われる超音波と対比されます1)。つまり、日本ではこれまでもPOCUSが行われていたわけで、「なぜ、今になってPOCUSなの?」という声が聞こえてきても不思議ではありません。
なぜ近年、世界的にPOCUSが注目されるようになったのでしょうか?
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