特集 内科医として “足” を診る―靴下をとって足病変を見逃すな!
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足・膝関節の超音波検査所見の診かた
大野 滋
1
1横浜市立大学付属市民総合医療センターリウマチ膠原病センター
キーワード:
関節超音波検査
,
グレースケール(Bモード)
,
ドプラシグナル
,
POCUS
Keyword:
関節超音波検査
,
グレースケール(Bモード)
,
ドプラシグナル
,
POCUS
pp.2331-2335
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika124_2331
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Summary
▪関節超音波検査(US)は骨関節病変の診断・評価において有用性が確立され,リウマチ医や整形外科医にとって日常診療で欠くことのできないツールとなっている.
▪膝や足の痛みの原因は多岐にわたり,その診断・鑑別診断に関節USはきわめて有用である.
▪診察室で患者の靴下をとり,その場で超音波のプローブをあてるpoint of care ultrasound(POCUS)により,迅速で正確な診断が可能となる.
▪関節USを行うことで解剖の理解が深まり,触診の技術が向上する.
▪多くの施設で利用可能な超音波機器を骨関節疾患の日常診療に取り入れることは,専門医のみならず一般内科医にとっても大きなメリットがある.
© Nankodo Co., Ltd., 2019