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特集 膵炎―診断と治療の最前線
各論
自己免疫性膵炎
自己免疫性膵炎の国際診断基準
International consensus diagnostic cri-teria of AIP
下瀬川 徹
1
Tooru SHIMOSEGAWA
1
1東北大学大学院 消化器病態学
1Division of Gastroenterology,Tohoku University Graduate School of Medicine
キーワード:
自己免疫性膵炎
,
国際診断基準
,
コンセンサス基準
,
type 1 AIP
,
type 2 AIP
Keyword:
自己免疫性膵炎
,
国際診断基準
,
コンセンサス基準
,
type 1 AIP
,
type 2 AIP
pp.729-734
発行日 2011年11月15日
Published Date 2011/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100494
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要旨
自己免疫性膵炎への関心が国際的にも高まり,さまざまな国から本疾患の診断基準が提唱されている.しかし,国によって診断のアプローチが異なり,また,わが国が提唱した自己免疫性膵炎とは異なるタイプの存在が提唱されるなど,疾患概念にも混乱をきたしている.このような混乱を解消し,世界共通の診断基盤によって本疾患の実態を明らかにするために,東西の専門家のコンセンサスに基づいて自己免疫性膵炎の国際コンセンサス診断基準(ICDC)が編纂された.本項では,ICDC作成の経緯と概要について解説する.
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