Japanese
English
特集 肝胆膵の救急画像
肝癌破裂
Imaging Diagnosis of Spontaneous Rupture of Hepatocellular Carcinoma
佐々木 洋
1
,
山田 晃正
1
,
村田 昌之
2
,
江口 英利
1
,
大東 弘明
1
,
高地 耕
1
,
能浦 真吾
1
,
宮代 勲
1
,
村田 幸平
1
,
土岐 祐一郎
1
,
石川 治
1
,
今岡 真義
1
Yo SASAKI
1
,
Terumasa YAMADA
1
,
Masayuki MURATA
2
,
Hidetoshi EGUCHI
1
,
Hiroaki OHIGASHI
1
,
Koh TAKACHI
1
,
Shingo NOURA
1
,
Isao MIYASHIRO
1
,
Kohei MURATA
1
,
Yuichiro DOKI
1
,
Osamu ISHIKAWA
1
,
Shingi IMAOKA
1
1大阪府立成人病センター消化器外科
2大阪府立成人病センター放射線診断科
1Departmet of Gastrointestinal Surgery,Osaka Medical Center for Cancer and Cardiovascular Diseases
2Departmet of Radiology,Osaka Medical Center for Cancer and Cardiovascular Diseases
キーワード:
肝細胞癌
,
肝癌破裂
,
腫瘍内血腫
,
腫瘍内出血
,
画像診断
Keyword:
肝細胞癌
,
肝癌破裂
,
腫瘍内血腫
,
腫瘍内出血
,
画像診断
pp.193-202
発行日 2004年3月15日
Published Date 2004/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100342
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要旨 肝細胞癌の破裂時の画像,特に,CT像,MRI像の特徴について述べる.単純CTでは,通常の液状成分よりも高吸収域として描出される.この吸収域の高低差は,血液の濃縮と相関するとされており,時間の経過と共に吸収域は低下する.造影CTでは,出血の急性期では,造影剤の血管外漏出による高吸収域として描出されるが,止血後の血腫では,ほとんどenhanceを受けないのが通常である.MRI上の特徴は,T1強調画像での高信号で,血腫では,外周部高信号,中心部低信号になり,T2強調画像では逆転することが多い.肝癌破裂の診断は,単一では困難なことが多いが,臨床所見や,複数の画像診断を組み合わせるとむしろ容易である.
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