Japanese
English
特集 肝内胆管癌 up-to-date
腫瘤形成型肝内胆管癌の手術術式と治療成績
Surgical Procedures and the Results of Mass Forming Type Intrahepatic Cholangiocarcinomas
山田 晃正
1
,
佐々木 洋
1
,
江口 英利
1
,
大東 弘明
1
,
石川 治
1
,
今岡 真義
1
Terumasa YAMADA
1
,
Yo SASAKI
1
,
Hidetoshi EGUCHI
1
,
Hiroaki OHIGASHI
1
,
Osamu ISHIKAWA
1
,
Shingi IMAOKA
1
1大阪府立成人病センター消化器外科
1Department of Gastrointestinal Surgery,Osaka Medical Center for Cancer and Candiovascular Diseases
キーワード:
腫瘤形成型肝内胆管癌
,
胆管浸潤型肝内胆管癌
,
肝切除
,
リンパ節転移
Keyword:
腫瘤形成型肝内胆管癌
,
胆管浸潤型肝内胆管癌
,
肝切除
,
リンパ節転移
pp.771-779
発行日 2005年11月15日
Published Date 2005/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100077
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要旨 腫瘤形成型肝内胆管癌に対する肝切除の治療成績を胆管浸潤の有無を中心に検討した.治癒切除例における腫瘤形成型+胆管(肝門)浸潤型(MF+PI群)の1/3/5年累積生存率は各々52.7/17.6/―%で腫瘤形成単独型(MF群)の(78.7/47.6/47.6%)に比し不良であった.その理由としてMF+PI群におけるリンパ節転移陽性率(53.8%)がMF群(27.6%)に比し高率であることと,肝外再発率(75.0%)がMF群(50.0%)に比し高率であることなどが推察された.MF群とMF+PI群の無再発生存率(DFS)をリンパ節転移の有無別に比較した.両群とも転移陽性例は全例3年以内に再発死亡.リンパ節転移陰性例ではMF群の1/3/5年DFSは90.0/67.0/67.0%でMF+PI群(83.0/55.6/―%)と同等であり,肝門浸潤の有無よりもリンパ節転移の有無が再発予後に強く関与することが推測された.
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