Japanese
English
特集 肝胆膵の救急画像
肝膿瘍
Hepatic Abscess
及川 卓一
1
,
高山 忠利
1
Takuichi OIKAWA
1
,
Tadatoshi TAKAYAMA
1
1日本大学医学部第3外科
1Third Department of Surgery,Nihon University School of Medicine
キーワード:
化膿性肝膿瘍
,
孤立性肝膿瘍
,
多発性肝膿瘍
,
超音波誘導下経皮経肝的肝膿瘍ドレナージ(PTAD)
Keyword:
化膿性肝膿瘍
,
孤立性肝膿瘍
,
多発性肝膿瘍
,
超音波誘導下経皮経肝的肝膿瘍ドレナージ(PTAD)
pp.187-191
発行日 2004年3月15日
Published Date 2004/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100341
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要旨 肝膿瘍の原因は,胆囊炎や胆管炎に続いて起こる経胆道性が最も多い.そのほか,経門脈性,接触性(直達性),医原性,外傷性,出血性,経肝動脈性がある.また特発性も多く,感染経路を特定できないことがある.病態が悪化すると,敗血症性ショック,多臓器機能障害(SIRS)に移行する.したがって,超音波,造影CTで化膿性肝膿瘍と診断した場合は,速やかに超音波誘導下経皮経肝的肝膿瘍ドレナージ(percutaneous transhepatic abscess drainage:PTAD)を施行し,つづいて起炎菌を同定し感受性のある抗生物質の併用投与が必要である.
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